【英文法の基礎】第五文型:S+V+O+C(SはOがCであることをVする)

第五文型

このブログでは私が英語について学んだことを書き記しています。
要点だけを簡潔にまとめているので、スキマ時間での学習などにご活用いただけると思います。

今回は英文法の基礎である基本五文型の中から「第五文型」についてです。

<第五文型とは?>
S+V+O+C(SはOがCであることをVする)

  • 第五文型は「S+V+O+C
  • 日本語にすると「SはOがCであることをVする
    別の言い方をすると、
    SはOがCという状態であることをVする
    SはO=CであることをVする
    SがVする『O=C』だということを」など
  • OとCがイコールの関係になる(Oの状態をCが説明している)
  • O(目的語)になる品詞は名詞か代名詞
  • C(補語)になる品詞は名詞か形容詞
    ※本来の形容詞のほかに「現在分詞」や「過去分詞」「形容詞的用法のto不定詞」など、ほかの品詞から転じて形容詞になったものや、ほかの品詞のまま形容詞的用法をするものなどもC(補語)になれる。
【参考】「S」ってなに?

「S」は「subject」の略で、意味は「主語」。
文章中の主人公のことで、I や You、It、Theyなどがそれにあたる。
日本語だと「私は」や「あなたが」「それは」「彼らが」の部分のこと。

【参考】「V」ってなに?

「V」は「verb」の略で、意味は「動詞」。
walk や eat など動作を表す言葉がそれにあたる。
日本語だと「歩く」や「食べる」などなど。
※英語の動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類がある。

【参考】「O」ってなに?

「O」は「object」の略で、意味は「目的語」。
動詞が表わす動作、作用の対象となるもの。
“I love you.”の you や“She ate chocolate.”の chocolate などがそれにあたる。
日本語だと「~を」や「~に」の「~」の部分のこと。

【参考】「C」ってなに?

「C」は「complement」の略で、意味は「補語」。
補語は主語(S)や目的語(O)の状態を説明する(意味を補う)。
"I'm Japanese."の Japanese や"She makes me happy."の happy などがそれにあたる。
主語の補語は「主格補語」、目的語の補語は「目的格補語」と呼ぶ。

第五文型の例文

We call him Nick.
私たちは彼をニックと呼んでいる。

He painted the walls black.
彼は壁を黒く塗った。

Her smile makes me happy.
彼女の笑顔は私を幸せにしてくれる。

I saw her standing there.
彼女がそこに立っているのを見た。

Keep your eyes closed until I say okay.
いいよと言うまで目を閉じていて。
※命令文なので主語は省略されている。

「SVO+to不定詞」は何文型?

「SVO+to不定詞」は、

  1. 「to不定詞」が「O」の補語(C)となっている
    ⇒だから第五文型(SVOC)
  2. 「to不定詞」が名詞的用法で直接目的語(O2)なっている
    ⇒だから第四文型(SVO1O2
  3. 「O+to不定詞」で不可分な1つの目的語(O)となっている
    ⇒だから第三文型(SVO)

というように、文の内容によって異なる解釈ができる。
また、どう解釈するかは有識者によっても意見が分かれており、いまだ結論が出ていない。

 

終わり

【英文法の基礎】第四文型:S+V+O+O(SはOにOをVする)

第四文型

このブログでは私が英語について学んだことを書き記しています。
要点だけを簡潔にまとめているので、スキマ時間での学習などにご活用いただけると思います。

今回は英文法の基礎である基本五文型の中から「第四文型」についてです。

<第四文型とは?>
S+V+O1+O2(SはO1にO2をVする)

  • 第四文型は「S+V+O1+O2
  • 日本語にすると「SはO1にO2をVする
  • O1には「」を指す名詞・代名詞が、
    O2には「もの」を指す名詞が入る
  • S+V+人+もの」(SはものをVする)と覚えると良い
  • O1(人)を間接目的語、O2(もの)を直接目的語と呼ぶ
【参考】「S」ってなに?

「S」は「subject」の略で、意味は「主語」。
文章中の主人公のことで、I や You、It、Theyなどがそれにあたる。
日本語だと「私は」や「あなたが」「それは」「彼らが」の部分のこと。

【参考】「V」ってなに?

「V」は「verb」の略で、意味は「動詞」。
walk や eat など動作を表す言葉がそれにあたる。
日本語だと「歩く」や「食べる」などなど。
※英語の動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類がある。

【参考】「O」ってなに?

「O」は「object」の略で、意味は「目的語」。
動詞が表わす動作、作用の対象となるもの。
“I love you.”の you や“She ate chocolate.”の chocolate などがそれにあたる。
日本語だと「~を」や「~に」の「~」の部分のこと。

第四文型の例文

I gave her a birthday present.
私は彼女に誕生日プレゼントを贈った。

My grandfather bought me toys.
祖父は私にオモチャを買ってくれた。

May I ask you a favor?
お願いがあるのですが。

※O1(人)に入る代名詞は「目的格代名詞」

第四文型から第三文型への書きかえ

第四文型(SVO1O2)は第三文型(SVO)に書きかえることができる。
書きかえパターン(型)は次の3つ。

  • give型
    S+V+O2(もの)+to+O1(人)
  • buy型
    S+V+O2(もの)+for+O1(人)
  • ask型
    S+V+O2(もの)+of+O1(人)

3つの型の違いは前置詞だけ。
どれもO1(人)とO2(もの)の順番が入れ替わり、その間に前置詞(to/for/of)が入る。
どの前置詞になるかは使う動詞によって決まる。

※「前置詞+O1(人)」の部分は副詞句となり、第四文型から書きかえた第三文型をアルファベットで表わすと「SVO+M」となる(Mは修飾語=modifierの意)。

give型

give型の動詞は「物や情報が移動する」感覚。
使われる前置詞は「to」。

give型で使われる動詞

give(与える)
pass(渡す)
lend(貸す)
show(見せる)
teach(教える)
tell(話す)
など。

give型への書きかえ例

I gave her a birthday present.
→I gave a birthday present to her.

buy型

buy型の動詞は「誰かのために何かをしてあげる」感覚(give型とは異なり、物や情報は移動しない)。
使われる前置詞は「for」。

buy型で使われる動詞

buy(買う)
cook(料理する)
make(作る)
など。

buy型への書きかえ例

My grandfather bought me toys.
→My grandfather bought toys for me.

ask型

「型」と言えど、ask型で使われる動詞は ask のみ。
使われる前置詞は「of」。

ask型で使われる動詞

ask(求める)

ask型への書きかえ例

May I ask you a favor?
→May I ask a favor of you?

第四文型のイメージ

第四文型の基本的なイメージを言葉で表すと「人にものを与える」。

 

終わり

【英文法の基礎】第三文型:S+V+O(SはOをVする)

第三文型

このブログでは私が英語について学んだことを書き記しています。
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今回は英文法の基礎である基本五文型の中から「第三文型」についてです。

<第三文型>
S+V+O(SはOをVする)

  • 第三文型は「S+V+O
  • 日本語にすると「SはOをVする
  • 第三文型のV(動詞)は他動詞
  • O(目的語)になる品詞は名詞か代名詞
    ※名詞的用法のto不定詞、動名詞、名詞句、名詞節も含む
【参考】「S」ってなに?

「S」は「subject」の略で、意味は「主語」。
文章中の主人公のことで、英語だと I や You、It、Theyなどがそれにあたる。
日本語だと「私は」や「あなたが」「それは」「彼らが」の部分のこと。

【参考】「V」ってなに?

「V」は「verb」の略で、意味は「動詞」。
walk や eat など動作を表す言葉がそれにあたる。
日本語だと「歩く」や「食べる」などなど。
※英語の動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類がある。

【参考】「O」ってなに?

「O」は「object」の略で、意味は「目的語」。
動詞が表わす動作、作用の対象となるもの。
“I love you.”の you や“She ate chocolate.”の chocolate などがそれにあたる。
日本語だと「~を」や「~に」の「~」の部分のこと。

第三文型の例文

I love you.
私はあなたを愛している。

She bought a bag at the mall yesterday.
昨日、彼女はショッピングモールで鞄を買った。
※“a bag”がO(目的語)であり、“at the mall”と“yesterday”はM(修飾語)

I want to sleep.
寝たい。

He suddenly started laughing.
彼は突然笑い出した。
※“suddenly”はM(修飾語)

They enjoyed playing table tennis.
彼らは卓球を楽しんだ。
※名詞句である“playing table tennis”がO(目的語)

I think (that) he is lying.
彼は噓をついていると思う。
※名詞節である“(that) he is lying”がO(目的語)

第二文型と第三文型の違い、見分け方

  • 第二文型(SVC)は「S=C
  • 第三文型(SVO)は「S≠O

「S(主語)」と「SVの後ろの要素」の間にイコールの関係が成立していれば第二文型、成立していなければ第三文型。

第三文型のイメージ

第三文型の基本的なイメージを言葉で表すと「主語の動作が人や物などの対象に作用(力を及ぼして影響を与える)する」。

 

終わり

【英文法の基礎】第二文型:S+V+C(SはCです)

第二文型

Hello, 英語を独学中のおじさんです。
英語について学んだことをこのブログに記録しています。
要点だけを簡潔にまとめているので、スキマ時間での学習などにご活用いただけると思います。

今回は英文法の基礎である基本五文型の中から「第二文型」についてです。

第二文型

第二文型のポイント

  • 第二文型は「S+V+C
  • 日本語にすると「SはCです(S=C)
  • SとCがイコールの関係になる(CがSの状態を説明する)
  • 第二文型の V(動詞)は不完全自動詞
  • C(補語)になる品詞は形容詞か名詞
【参考】「S」ってなに?

「S」は「subject」の略で、意味は「主語」。
文章中の主人公のことで、英語だと I や You、It、Theyなどがそれにあたる。
日本語だと「私は」や「あなたが」「それは」「彼らが」の部分のこと。

【参考】「V」ってなに?

「V」は「verb」の略で、意味は「動詞」。
walk や eat など動作を表す言葉がそれにあたる。
日本語だと「歩く」や「食べる」などなど。
※英語の動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類がある。

【参考】「C」ってなに?

「C」は「complement」の略で、意味は「補語」。
補語は主語(S)や目的語(O)の状態を説明する(意味を補う)。
"I'm Japanese."の Japanese や"She makes me happy."の happy などがそれにあたる。
主語の補語は「主格補語」、目的語の補語は「目的格補語」と呼ぶ。

第二文型で使われる動詞の種類と例文

第二文型で使われる動詞には以下の3種類がある。

  1. 状態型=状態を表す動詞(SはCの状態である)
  2. 変化型=変化を表す動詞(SがCになる)
  3. 感覚型=感覚を表す動詞(SはCだと感じる)
状態型=状態を表す動詞(SはCの状態である)

状態を表す動詞はさらに以下の3種類に分けられる。

  1. be動詞(~である、~です)

    I'm very happy.
    私はとても幸せだ。

    She is a teacher.
    彼女は先生だ。

  2. look, seem, appear など(~に見える)

    It looks real!
    まるで本物みたい!

    He seems rich.
    彼はお金持ちのようだね。

  3. keep, remain など(~のままである)

    She kept silent for a while.
    彼女はしばらくの間、黙っていた。

    He remained angry all day.
    彼は一日中怒っていた。

変化型=変化を表す動詞(SがCになる)

She became a doctor.
彼女は医者になった。

I got drunk.
酔っちゃった。

The apple went bad.
リンゴが腐った。

My dream came true.
私の夢が叶った。

そのほかの変化型動詞:turn, grow, make, fall, etc.

感覚型=感覚を表す動詞(SはCだと感じる)

I feel fine.
私は元気だ。

This flower smells sweet.
この花は甘い香りがする。

That sounds great!
それいいね!

This curry tastes very hot.
このカレーはとても辛い。

 

終わり

【英文法の基礎】第一文型:S+V(SがVする)

第一文型

Hello, 英語を独学中のおじさんです。
英語について学んだことをこのブログに記録しています。
要点だけを簡潔にまとめているので、スキマ時間での学習などにご活用いただけると思います。

今回は英文法の基礎である基本五文型の中から「第一文型」についてです。

第一文型

第一文型のポイント

  • 第一文型は「S+V
  • 日本語にすると「SがVする
  • 第一文型の V(動詞)は完全自動詞
    ※be動詞の場合は「存在を表すbe動詞」がそれにあたる
  • 「There is(are) + 主語」も第一文型
    ※S(主語)と there の位置が倒置法で逆になっているだけ
【参考】「S」ってなに?

「S」は「subject」の略で、意味は「主語」。
文章中の主人公のことで、I や you、it、theyなどがそれにあたる。
日本語だと「私は」や「あなたが」「それは」「彼らが」の部分のこと。

【参考】「V」ってなに?

「V」は「verb」の略で、意味は「動詞」。
walk や eat など動作を表す言葉がそれにあたる。
日本語だと「歩く」や「食べる」などなど。
※英語の動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類がある。

第一文型の例文

He runs.
彼は走る。

I went to the library yesterday.
私は昨日、図書館に行った。

She is at home.
彼女は家にいる。

There is an apple on the table.
テーブルの上にリンゴがある。

M(修飾語)が付いても第一文型

「S+V+M」のように「S+V」に「M(modifier:修飾語)」が付け加えられても第一文型であることに変わりはない。
原則的に副詞(句・節)が「M」となる。
あくまで「S+V」が骨格であり「M」は飾り。

例文の下線部が「M」にあたる。

I went to the library yesterday.

She is at home.

There is an apple on the table.

 

終わり