【英文法の基礎】第四文型:S+V+O+O(SはOにOをVする)

第四文型

このブログでは私が英語について学んだことを書き記しています。
要点だけを簡潔にまとめているので、スキマ時間での学習などにご活用いただけると思います。

今回は英文法の基礎である基本五文型の中から「第四文型」についてです。

<第四文型とは?>
S+V+O1+O2(SはO1にO2をVする)

  • 第四文型は「S+V+O1+O2
  • 日本語にすると「SはO1にO2をVする
  • O1には「」を指す名詞・代名詞が、
    O2には「もの」を指す名詞が入る
  • S+V+人+もの」(SはものをVする)と覚えると良い
  • O1(人)を間接目的語、O2(もの)を直接目的語と呼ぶ
【参考】「S」ってなに?

「S」は「subject」の略で、意味は「主語」。
文章中の主人公のことで、I や You、It、Theyなどがそれにあたる。
日本語だと「私は」や「あなたが」「それは」「彼らが」の部分のこと。

【参考】「V」ってなに?

「V」は「verb」の略で、意味は「動詞」。
walk や eat など動作を表す言葉がそれにあたる。
日本語だと「歩く」や「食べる」などなど。
※英語の動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類がある。

【参考】「O」ってなに?

「O」は「object」の略で、意味は「目的語」。
動詞が表わす動作、作用の対象となるもの。
“I love you.”の you や“She ate chocolate.”の chocolate などがそれにあたる。
日本語だと「~を」や「~に」の「~」の部分のこと。

第四文型の例文

I gave her a birthday present.
私は彼女に誕生日プレゼントを贈った。

My grandfather bought me toys.
祖父は私にオモチャを買ってくれた。

May I ask you a favor?
お願いがあるのですが。

※O1(人)に入る代名詞は「目的格代名詞」

第四文型から第三文型への書きかえ

第四文型(SVO1O2)は第三文型(SVO)に書きかえることができる。
書きかえパターン(型)は次の3つ。

  • give型
    S+V+O2(もの)+to+O1(人)
  • buy型
    S+V+O2(もの)+for+O1(人)
  • ask型
    S+V+O2(もの)+of+O1(人)

3つの型の違いは前置詞だけ。
どれもO1(人)とO2(もの)の順番が入れ替わり、その間に前置詞(to/for/of)が入る。
どの前置詞になるかは使う動詞によって決まる。

※「前置詞+O1(人)」の部分は副詞句となり、第四文型から書きかえた第三文型をアルファベットで表わすと「SVO+M」となる(Mは修飾語=modifierの意)。

give型

give型の動詞は「物や情報が移動する」感覚。
使われる前置詞は「to」。

give型で使われる動詞

give(与える)
pass(渡す)
lend(貸す)
show(見せる)
teach(教える)
tell(話す)
など。

give型への書きかえ例

I gave her a birthday present.
→I gave a birthday present to her.

buy型

buy型の動詞は「誰かのために何かをしてあげる」感覚(give型とは異なり、物や情報は移動しない)。
使われる前置詞は「for」。

buy型で使われる動詞

buy(買う)
cook(料理する)
make(作る)
など。

buy型への書きかえ例

My grandfather bought me toys.
→My grandfather bought toys for me.

ask型

「型」と言えど、ask型で使われる動詞は ask のみ。
使われる前置詞は「of」。

ask型で使われる動詞

ask(求める)

ask型への書きかえ例

May I ask you a favor?
→May I ask a favor of you?

第四文型のイメージ

第四文型の基本的なイメージを言葉で表すと「人にものを与える」。

 

終わり